【NEOYAGモテカーリポート】プレミアムなコンパクト革新SAV『BMW X1』
僕にとって、輸入車のショールームは女性が大好きなジュエリー店と同じだ。
眩いばかりの宝石がいたるところに並んだショーケースを覗くかのように、僕は照明を照り返すほど磨き上げられた車を眺め、実際にコクピットのシートに体を沈め、アクセルに足をのせる。
この時間が至福のときで、酒を飲まなくても何時間でも眺めていられる。眺めるというよりも、愛でる感覚なのかもしれない。
今、僕はBMWを愛車として駆っている。
所用でBMWの販売店に足を踏み入れた僕は、一目惚れともいえるような素敵な出会いをした。
常に変化を求めるBMWが生み出した傑作SAV
BMWというブランドはドイツ車の中でも常に革新的だ。
それは、このブランド車に乗る年齢層が少し若いという部分にあるのかもしれないが、一ヵ所のトレンドにとどまっていると、そのまま時代に置いてきぼりを喰ってしまう。BMWはその点で言えば、柔軟で流動的な思考でデザインやインテリアを変化させているのかもしれない。
BMWのサイトにはこうある。
“自由という概念に新たな基準を打ち立てる、BMW X1”。
まさに今回ご紹介する車種は、常に刺激を求め、自由を求め続けるBMWの気質を表していると思う。
ショールームに入った途端に目を引いたのは、X1のその精悍なデザイン。紛れもなく“Xシリーズ”の系譜を受け継いでいるのではあるが、そのコンパクトなボディは、X2、X3、X4 、X5 、X6にはない魅力を放っていた。
サイズ感もUPし、圧倒的なダイナミクスさを感じるボディ
SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)特有のロングホイルベース、ショートオーバーハング……コンパクトボディならではの俊敏性や機能性があるにもかかわらず、圧倒的な迫力があるのだ。これは、ユーザーの野心を満たすこと間違いなしの一台となっている。
さらに、革新的なテクノロジーを結集させ、ドライブを快適なものにするだけでなく、駆け抜ける歓びを叶え、車離れが進むつまらない世の中に一石を投じるほどの面白みを兼ね備えている。
今回のX1は、2019年10月にマイナーチェンジした。変更点は、大型化したキドニーグリルや新デザインのテールランプなど。
今までのX1は、2015年に行われたフルモデルチェンジで、プラットフォームをFRベースからFFベースへ変更した2世代目であった。2018年当時には、世界で28万7000台を販売して記録を樹立した大ヒットモデルだ。
行われたマイナーチェンジでは、すべてのBMW最新モデルに共通する次世代デザインコンセプトを採用し、X1のインテリア・エクステリアをリニューアル。
フロントには、左右を一回り大きくし、巨大になったキドニーグリルとLEDフォグランプを組み込んだエアインテークを大きくした新しい形状であるバンパーにチェンジした。リア側では、L字型を強調した近未来的なテールランプを用い、外装イメージを一新。
装備に関しては、乗降するときに“X1”というロゴが足元に浮かぶプロジェクター設置や10.25インチにサイズアップしたタッチ機能が付いたディスプレイ、タブレット端末用のワイヤレスチャージ機能が標準装備に……。フルカラーのヘッドアップディスプレイはオプション設定になるが、付けないという選択肢はないと思う。
インテリアの面では6色LED照明のアンビエントライトが室内を演出し、センターコンソールやインストゥルメントパネルをステッチデザインに変更された。
《ラインナップ》X1 sDrive18i:438万円、X1 sDrive18i xLine:464万円、X1 sDrive18i Mスポーツ:482万円、X1 xDrive18d:489万円、X1 xDrive18d xLine:515万円、X1 xDrive18d Mスポーツ:534万円、X1 xDrive20i xLine:497万円、X1 xDrive20i Mスポーツ:517万円、X1 xDrive25i xLine:627万円、X1 xDrive25i Mスポーツ:650万円 以上、標準価格(消費税10%含む)※オプションは別途
年収800~1,000万円のNEOYAGが狙うべきクルマというのは、お求めやすい金額の新車でも構わない。
10年落ちの“ちょいビン”輸入車を狙うことをオススメしている当サイトだが、目玉が飛び出るような金額の高級車は紹介しない。中古輸入車でも、ディーラー新車でもどの車も500万円前後の無理のない価格帯であれば、手が出るのではないだろうか?
今回ご紹介した、BMW X1はその中でも、NEOYAGが女の子を隣に乗せてカッコがつけられる狙うべき車種と言えるのかもしれない。
余談だが、男性がデートで乗りたいと考える車種はスポーツカー、女子はアウトドアなSUVというアンケート結果が自動車情報誌でも出ているそうだ。
あなたも、ぜひ今週の週末は、安全性の高いマイナーチェンジのX1を試乗してみてはどうだろうか?
(C)BMWJapan
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