重要なことはスマホの中ではなく中国古典にある⁉︎【レジリエンスとは?】

 

レジリエンスを持つ人材がこれからの社会に必要だ。

…と、昨日お会いした大学教授が言っていました。

レジリエンスとは、簡単に言うと

逆境に対する精神的回復力やストレスへの適応力のことです。

今年のセンタ―試験の現代文にも出題されており、話題となりました。

 

人生上手くいかないことや、失敗は、何かを頑張っている人は皆経験することですが、

その様な状況にいかに対応するかが、最も大切です。

今回は、世界中の指導者や経営者も学んでいる中国古典の知恵から、

いかにしてレジリエンスを高めていくかを検証してみましょう。

「論語」で有名な孔子は、40歳で迷いがなくなったとされていますが、

それまでは色々と挫折もあったのか、論語にもこの様な言葉が残っています。

過ちて改めず、これを過ちという。

(間違っても修正しないことが間違い)

論語

失敗や間違いがあっても

そこからリカバーすることこそが大切

ミスを恥じたり、グダグダ言ってることこそが最悪の状態です。

迷って悩んで失敗して、けれども凹まずへこたれず

また一念発起して挑戦を繰り返して、

迷った挙句遠回りした結果、基本に返ってくる。

 

そういう試行錯誤の繰り返しが、ビジネスにもスポーツにも必要で

いずれ迷わない自分を作り上げていきます。

人須在事上磨錬、功夫

(人は日常の中で磨かれてこそ、大成する)

王陽明

日常の些細な失敗や経験から、多くのことを知り、

最初はぼんやりとしていたとしても

自分にとっての正解とは何か

 

何となく捉える

その答えこそが

 

だと荀子も述べています。

志は、気の師なり

(志を持つと、師匠と一緒にいるのと同じような気持ちになる)

孟子

志なんて何の役に立つの?今までそんなものなくても生きてこれたし、と思う人も多いかもしれません。

けれど互いを尊重することやフラットな組織が重要視され、○○ハラスメントの様な言葉が行きかう現代社会では、

昔の様な上下関係や師弟関係は、時代に合わなくなってきました。

さらに、情報がすぐに手に入りやすくなり、大概のことはスマホで検索すればやり方もわかるので、

自分一人で結構なんでもやってしまえたりします。

しかし、情報は情報に過ぎず、そのやり方が自分に合っているかどうかは教えてくれません。

だからこそ、自分の方向性を知り、自分で迷わず進めるコンパスの様なモノをもつことが必要です。

 

人を知るものは智なり、自らを知るものは明なり。

(他人を知る人は賢く、自分を知るものは物事を見通すことができ、迷わない)

老子

紀元前の別の国でも同様の事が言われていたと思うと、人の本質は数千年では変わらないのかなぁと思います。

心は絶えず揺れ動くものだからこそ、人は迷いますが

迷ったときに、自らの道(自分らしい生き方)とは何かを知っていることが

“レジリエンス”が高い人間となる為の要素ではないかなと思います。

中国古典の“道”という考え方は、自然から学びます。

花は枯れても、果実がみのり、春がくればまた芽が出るように、

枯れる経験なくして実はなりません。

変わりゆく季節の中で、何度も芽を出し

いずれ大樹になることこそが大切かなと思います。

 

性は天に浮くる所なり、命は時に遭う所なり。

(自分らしさは天から授かるもの、運命はタイミングが合うかどうか)

准南子

 

画像 (C)photo-ac

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