毎日のご飯を薬に変える !【NEOYAG的中国医薬膳食材Best5】
発癌率が低い地方の国の人が食べている〇〇
◯◯を食べたら癌にならない!
…とか、TVやネットで良く耳にしますよね。
しかし、実際には、食べ続けたら健康になる理想的なスーパーフードは存在しません。
人間はバランスによって
健康を保っている
中国医学では、人間の健康は、
“五行“という五つ要素で成り立っています。
五つの臓(肝、心、脾、肺、腎)
五つの感情(怒る、喜ぶ、思う、悲しむ、恐れる)
五つの気候(季節の変化、暑さ、湿気、乾燥、寒さ)
これらの身体、心、環境のバランスが崩れると、
器から水が溢れる様に、痛みや風邪などの症状がでてきます。
今回は中医学に基づいて、
これを食べておけば、
比較的バランスを崩しにくい
という食材ベスト5を紹介します。
第5位 梨 ナシ
生薬名は、梨(リ)です。
肺を潤し、咳を止め、体液分泌を促し、痰を取り除く。糖尿病は生梨を食べると良い『普済方』ともあります。
第4位 山芋 ヤマイモ
生薬名は、山薬(サンヤク)です。
消化不良による下痢、胃もたれや食欲不振に用います。
第3位 枸杞 クコ
生薬名は枸杞子(クコシ)
ビタミンA,B1,B2,C,カルシウム、リン、鉄等小さい中にも栄養価が高いです。
杏仁豆腐とかと一緒に出てきたりします。
肝細胞の新生を促進したり、血糖をさげたり、目のかすみ等の症状にも効能を発揮します。スーパーの中華食材コーナーとかでも手に入りやすいです。
第2位 棗 ナツメ
生薬名は、大棗or紅棗(タイソウ、コウソウ)
中医学では全般に“氣”を補う食べ物とされています。倦怠感や風邪の病み上がり等に効果的です。中華街や自然食品のお店、ネットなんかでも買うことが出来ます。
第1位 生姜 ショウガ
生薬の名前は生姜(ショウキョウ)といいます。
体を温め血液循環を良くするので、熱の発散、消化促進、咳を止める等
しゃっくりや二日酔い等を治す薬としても用いられる万能薬になります。
ショウガオールの辛味が苦手な方は黒糖や蜂蜜と合わせてどうぞ。
生姜はどこでも手に入りやすいので、冷蔵庫の野菜室に常備しておきたいですね。
以上、ベスト5でした。
これらをどんな風に食べたら良いのかも、
いくつかご紹介しておきます。
◾︎その1 スープイン
刻んでスープにいれてしまうのが最も簡単です。
朝の味噌汁にいれて、15分くらい煮込んで具としてたべる。
◾︎その2 チャーハンイン
チャーハン等の具材と一緒に炒めて食べてしまう。これも結構簡単なのでオススメです。
◾︎簡単スイーツ
梨(林檎)スープ
これは筆者が中医大学の教授に教えてもらった薬膳オヤツです。
【用意するモノ】
1.梨(今回は林檎で代用)、蜂蜜、棗、枸杞、生姜を用意する
2.林檎の芯を抜いて切り込みをいれる。
3.棗、枸杞、生姜を刻んで林檎に入れ、蜂蜜をかける。
4.電子レンジでチンする
完成!
丸ごと食べられて、オヤツにも、朝ごはんにもなるのでオススメです。
西洋医学の薬と違って、薬膳や漢方はゆっくりと効果を表します。
筋トレしても筋肉がつくまでに日にちがかかる様に。
ですが、それこそが自然な変化の仕方です。
なので、NEOYAGは日々のちょっとした事から薬膳を取り入れて毎日の食事を薬に変えていくのはどうでしょうか?
画像 Pixabay 、Photo-room
コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。