今からでも遅くない!記憶力を鍛える5つのメニュー!

「最近記憶力が落ちてきた気がする…」「人の名前をすぐに忘れてしまう…」
歳を取るにつれ、こういった悩みが増えていくのではないでしょうか?
記憶力が落ちてしまうと、仕事やプライベートで様々な弊害が生じ、非常に不便でもあります。
若い時には難なく覚えられたようなことが覚えられなくなり、肩を落とすNEOYAGも多いでしょう。

しかし実は、記憶力の低下と年齢はほぼ無関係であると言われています!
「年を取ったから記憶力が落ちた」のではなく、
「脳をうまく使えなくなったから記憶ができなくなっている」
のです。

つまり歳をとってもトレーニング次第で記憶力を鍛えることは可能
そこで今回は、記憶力を上げるための有効なトレーニング方法をご紹介します。
脳を鍛え、昔のような記憶力を取り戻しましょう!

 


「記憶力を鍛える」とは?


「記憶力を鍛える」とは、簡単に言うと「記憶が長いあいだ継続するように、脳の働きを変えていく」という作業です。

人の記憶は、大まかに分けると3種類になっています。
1つ目は「感覚記憶」。これは聴覚や視覚、触覚などの感覚から来た情報が、刺激を受けた部位に1秒程度残る、というものです。

2つ目は「短期記憶」。これは、意識的に覚えようとした記憶が数秒〜数日ほど、脳みその「海馬」という部位に残り続けたものです。

3つ目は「長期記憶」。短期記憶の中から選び抜かれた記憶が、海馬から大脳皮質に移って残り続ける記憶です。

つまり短期記憶から長期記憶に変わる情報の量を増やせば、記憶力がアップするというわけです。

これを実現するのに必要なのが、「物事を効率よく記憶するトレーニング」と、「覚えた情報を正しく思い出すトレーニング」です。
以下に具体的なトレーニングを5つ紹介します。簡単にできるトレーニングばかりですので、時間を取ってやってみてくださいね。

 


1.覚えたい情報を反復する


人は何かを経験すると、その情報を全て脳に送ります。
情報は「短期記憶」として海馬に保管され、脳に留まります。
しかし短期記憶が継続するのは長くても数日。最悪の場合、数秒ほどで脳から抜けさってしまいます。
ではどうすればこの短期記憶を長期記憶へ移すことができるのか。これには「情報を反復する」ことが重要です。

記憶と脳は神経回路で繋がれています。
情報を繰り返して覚えようとすると、同じ神経回路が何度も使用されることになります。同じような刺激を受け続けることで、脳が「この情報は大切なものなのだ」と判断し、短期記憶から長期記憶へと移るようになるのです。

最初は6回・7回と反復を重ねていかないと、長期記憶に変化させることはできないでしょう。
しかし何度も反復法を練習していくことで、短期記憶から長期記憶に変わる回数が減っていきます。最終的には2・3回程度の反復で記憶を継続させられるようになりますよ!

 


2.その日にあったことを俳句にする


こちらは楽しみながら記憶力を鍛えることができるトレーニングの一つです。

やり方は簡単。帰宅途中や入浴中、寝る前などに、その日にあった出来事を「5・7・5」のリズムで考えてみてください。
俳句だからと季語などを使う必要はありません。とにかく5・7・5のリズムに当てはめることが大切です。

このトレーニングでは、1日の出来事を思い出す必要があります。この時脳の海馬が刺激されるため、「覚えたことを正しく思い出す技術」が磨かれていきますよ。
「あれはなんだったっけ…」「喉まで出ているのに言葉が出てこない…」などという状況を打破することができるでしょう!

また5・7・5というリズムに言葉を当てはめる際に、言語情報などの幅広い記憶も刺激されます。ただ記憶力を伸ばすだけでなく、脳の老化防止にも役立つ。NEOYAGにとってかなり嬉しい効果ですよね。

楽しみながら脳の様々な機能を使用できるトレーニングですので、是非気軽に始めてみてください。
毎日考えた俳句を書き記し、後から読み返してみるのも面白いですよ。

 


3.視覚情報と記憶をセットにする


あなたに、どうしても覚えたい資料があるとしましょう。
「なんとしてもこの情報を覚えよう!」と、資料のみを見る人が大半だと思います。1分1秒も無駄にできませんからね。
しかしこの記憶方法は非常に効率が悪い。それは、情報を引き出す手がかりが少ないからです。

そこでおすすめなのは、覚えたい情報を記憶しながら、周りの景色を目に焼き付けていく、という方法です。

これは、記憶を司る器官と視覚情報をセットにするためのトレーニングです。
2つの事柄が同時に起こると、脳はそれを「セット」にして記憶するクセを持ります。セットになった記憶は、一方を思い出すともう一つも思い出すことができる、という特徴を持ちます。
覚えたい情報と別の視覚情報がセットになれば、記憶を的確に引き出せるようになるというわけです!

覚えたい資料を読みながら、外の景色などの視覚情報を目に焼き付ける。
このトレーニングによって効率的に情報を覚えられるようになる上、情報を正確に引き出す力も身につきますよ。


4.情報をイメージに置き換える


こちらは年号の語呂合わせ等で使われる手法です。
「1192年鎌倉幕府設立」という情報では、なかなか記憶には定着しません。
しかしこれを「いいくに作ろう 鎌倉幕府」にするとどうでしょうか。一気に覚えやすくなりますよね。(現在、鎌倉幕府成立は1192年ではなく1185年が一般的になっているそうです。いいハコ!)

このように、言葉や数字などを「具体的なイメージ」に置き換えれば、その情報は長く記憶に残りやすくなります。
このトレーニングを続ければ脳の海馬や大脳皮質が鍛えられ、どんどん記憶力が上がっていきますよ。
適当に目についたナンバープレートで語呂合わせを考えてみたり、年号の覚え方を新たに考察してみたりして、脳を鍛えてくださいね。

 


5.過去の楽しい出来事を思い出す


記憶力が低下している原因の一つに、「ストレス」があります。ストレスを感じた場合、脳の機能は著しく低下します。当然記憶に関係する海馬や大脳皮質も正常に作動しなくなるでしょう。
ストレスを受けている脳は、水を含み切ったスポンジのようなもの。新たな情報を加えようとしてもすぐにキャパオーバーになってしまうのです。
記憶力をアップさせるためには、脳からストレスを取り除くトレーニングが必要です。

ここでおすすめなのは、「過去に起こった楽しい出来事」を思い出すという方法。
楽しいことを毎日思い出すということは、スポンジの例で言うと水を絞っている状態です。脳のストレスが日に日に軽減されていき、覚えたいことが覚えられる状態に変わっていくでしょう。

また過去のことを思い出すことで、海馬や記憶の神経回路を鍛えることもできます。まさに一石二鳥のトレーニング方法といえるでしょう!

 


まとめ


記憶力と加齢はほとんど関係がありません。歳を取っても記憶力をアップさせることはできます。
「もう歳だから…」なんていう甘えは通用しません。
歳のせいにせず、今回紹介したトレーニング方法を実践してみてくださいね。

(C)写真AC

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