楽天通販第1位を記録!マスク不足を解消する日本製「KOBEおしゃれマスク」が大ヒット!

※4月20日(月)13:30 NEOYAG編集部からの追記:東急ハンズでの販売ですが当面、臨時休業や短縮営業となっている店舗があります。来店時には下記にある店舗の情報をしっかりと確認してください。
マスクが完売している場合もあります。
https://www.tokyu-hands.co.jp/campaign/2004-business-hours.html 

※この記事は2020年4月14日の取材時点の情報に基づきます

昨今の不織布マスクや紙マスクの慢性的な不足状態。

現在でも、本来使い捨てるためのマスクでも、再利用するために、手洗いでの洗濯や煮沸での殺菌など、様々な工夫をしている人も多いと思います。

さらに、キッチンペーパーやガーゼ、ハンカチでマスクを制作して、使用しているという人もいます。

そんな中で、神戸製薬株式会社が研究開発・製造した、何度も洗って使える布マスク「KOBEおしゃれマスク」が大ヒットしています。

楽天市場第1位を最速で記録!

なんと楽天市場でのランキングで第1位を獲得! 予約販売分も即完売し、次の入荷を心待ちにされている方々も驚異的に多いです。

では、この商品、一体どのようにして、研究開発されたのでしょうか?

今回のNEOYAG記事は、現在進行形で爆発的な感染者数を出している新型コロナウィルスに対抗できる、「KOBEおしゃれマスク」がどのようにできたのか、どのような研究をしたのか、どのように製造されているのかを徹底取材。

医薬品を扱う神戸製薬株式会社で「このマスク不足時代を乗り切る革命的な新アイテム」の開発秘話をお聞きしました。

研究開発室で研究し、委託している大手企業のクリーンルームで製造される

洗えて清潔を保てる布製の最強マスク

今回は、神戸製薬株式会社の吉田斉彬代表にこの製品を考えたキッカケを教えていただきました。

神戸製薬株式会社の吉田斉彬代表

—―これを研究開発したキッカケは?

そうですね、昨今の新型コロナウィルス危機に関しては、病院などの医療機関や各施設へもマスク1枚すら行き渡っていないわけです。高額で不織布マスクを転売したり、ハンカチを使ったりして自分手作りで布マスクを作成する人も出てきています。コロナ予防のためにマスクの作り方を解説するYouTubeなども広まっていますが、感染リスクを高めるという可能性(※)もあります。そので、私に何かできないかと考えたわけです。
※そのような一説もあるという意味です

――ウィルスがどこにでも潜んでいるというわけですね?

そうです。作成しているときに菌が付着する可能性もあるわけです。しかし、マスク着用をしないのはさらに危険になりますからね。

――吉田代表は、なぜそんなにウィルス学に対して詳しいのですか?

私の前職は会社員です。大手の魔法瓶メーカーでは、家庭用炊飯器やポットを製造している職場で上場企業の非常に厳密な品質の管理を行いました。それからは、医療品のマスクで名をはせる大手企業で、20年以上研究開発と滅菌に関する技術を学びました。今のこの状況下で、私自身ができることはないだろうかと考えました。

――そこで、ご自身の非常に高度な滅菌加工をしたマスクを研究開発することにしたわけですか

そうです、当社のオリジナル製品第1弾として、新感覚の完全滅菌の洗えるオシャレ布製マスク「KOBEおしゃれマスク」を発売したんです。

神戸製薬株式会社製「KOBEおしゃれマスク」

キッチンペーパーやティッシュを内蔵でき、常に清潔

――このマスクの特筆すべき点は?

このマスクは、高い滅菌効果を誇るオートクレーブ滅菌という技術がフル活用されている布製のマスクになります。まず、ウィルス侵入を防ぐために、2枚重ねにして縫製を施しています。さらに、折り返し内部にフィルターポケットが付いているので、キッチンペーパーやティッシュを挟めるので、取り換え可能なんですね。気になったときに、すぐに交換することができます。

マスク折り返し部分のポケットにペーパーを仕込むことができる

――なるほど。このマスク、付けてみたんですが、しっかりフィットしますね

この折り返しは、鼻と顎の部分にジャストフィットするような構造になっていて、紙を仕込めるプロテクト仕様カバーの上下の折り目をキュッと広げると、密着の度合いがUPして、隙間がまったくなくなるんですね。ですから、マスクを使用することによって起こってしまうメガネ曇りもないので、非常に快適です。研究で目指したのは、空間をマスク内に作ることで感じられる息苦しさがない装着感です

完全にウィルスを除去できるオートクレーブ滅菌

――二重殺菌の重要性のお話をされていましたが、そこを教えていただけますか?

この布マスクは、UV殺菌消毒器に入れてUV-C殺菌が施されています。太陽光の約1600倍にもなるUV-C殺菌は、高い滅菌効果を期待することができます。

UV-C殺菌消毒器(上)

殺菌中のマスク

それが終了すると、続いて滅菌バッグに入れ、菌が外部から侵入しないようにパッキングするんです。そのあと、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)に入れ、30分の殺菌処理を行います。温度としては120℃で、一気に滅菌してしまいます。

それくらい気を配って、細心の注意を払わなければならないわけです。そうしないと、衛生管理ではありません。このこだわりがメイドインジャパンのクオリティーになるわけなんですね。日本の技術革新は、工夫と努力の賜物だと思っています。

滅菌バッグに入れる

オートクレーブに入れる

このメーターが徐々に120℃を指す

滅菌済みの完成品

――中国製のマスクにはリスクがあるようなことは?

おそらく、ここまでのことはしていないでしょうが、どうなんですかね。

信頼関係が強い大手企業に製造委託

――大量のマスクに滅菌加工を施すためには、大規模な施設がいりますよね?

信頼と実績があるメディカル製品を扱う大手企業に製造を委託していますので、非常にいい品質です。企業秘密なのですが、製造はクリーンルーム下で行われているので、安全安心です。

水洗いできて何度も使用可能

――一度使用した後は、どのようなことをして、再利用できるのですか?

ぬるま湯などで手洗いして、除菌の漂白剤に浸してから洗い流し、干すのも有効です。乾けば滅菌パックに戻し、封をして保管してください。気になってしまうときには、3分ほど袋ごと煮沸殺菌してみてください。未開封の製品だと、滅菌効果は3年間あります。使用してしまうと、滅菌効果がなくなるので、そのご家庭でのしっかりとした管理が必要です。

――滅菌や殺菌というのは、一体どのような定義で決まってくるのですか?

《滅菌》というのは「菌を完全死滅させること」、《殺菌》というのは「菌を死滅させること」、《除菌》というのは「菌の数を減少させること」、《抗菌》というのは「菌増殖を抑制すること」を意味しています。ですので、【滅菌>殺菌>抗菌>除菌】の順番で効果が大きくなりますね。

ネット販売と一部東急ハンズで販売

――サイズに関しては何種類ありますか?

小さめのサイズとスタンダードサイズをご用意していて、子どもたちの命を守ることも考えられています。デザインも、弊社専属デザイナーが考案したものです。数量が限定で、実にファッション性の高いデザインになっていますよ。現在は、弊社の公式サイトで予約受注での販売、楽天市場での販売、一部の東急ハンズ様でも販売されているんです。慢性的マスク不足の昨今の実情を解決するアイテムとして、全国のバイヤー様からかなり注目されていますね。

自由度の高いカラー展開

――マスクのカラーとしては何種類ありますか?

現在6種類あります。

・白鳥(Swan)=白 ・墨(Sumi)=黒 ・石(Stone)=灰色 

・桜(Sakura)=桃色 ・肌(Hada)=肌色 ・薄荷(Mint)=緑グリーン”

をご用意しています。様々なニーズにお応えするための基本色6色。カラーのバリエーションは、これから増えて、展開していきます。

新製品発売予定

さらに、弊社マスクのフィルターポケット専用抗菌紙、強力な抗菌力を持つマスク用除菌スプレーを研究していますので、近日発売する予定です。

熱意を込めた吉田代表の言葉と共に理解できたことは、ウィルスに関することを私たちは知らなさすぎるということです。だからこそ、専門家からの正しいウィルスへの対策を肝に銘じなければいけません。

不謹慎な「コロナ疲れ」という言葉が蔓延していますが、まだまだ終息の気配を見せない新型コロナウィルスへの対策、あなた自身も気を引き締めてかからなければいけません。

取材協力:
『神戸製薬株式会社』
本社:〒663-8104 兵庫県西宮市天道町6番4号
大阪支社:〒540-0012 大阪府大阪市中央区谷町3丁目2-2セブン谷町ビル5F


営業時間:10:00~17:30(月~金)
販売ページ:https://www.kobe-seiyaku.co.jp/p/search?keyword=

(C)東急ハンズ

+7

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。