神戸製薬と強いタッグを組む《東急ハンズ》とはなぜ人気なのか?

株式会社東急ハンズは、東京などの大都市をメインに雑貨店やホームセンターをチェーン展開している企業です。大企業である東急グループで、東急不動産HD(ホールディングス)の傘下で、非常に人気を博している店舗を持ちます。

《ここは、ヒント・マーケット》というブランドイメージを先行し、多くのお客さんでにぎわっている誰でも知る企業。

当サイトを運営している神戸製薬株式会社は、この『東急ハンズ』に数多くの商品を出荷しているのですが、あなたはこの『東急ハンズ』の歴史となぜ一躍人気のチェーン店になったのかを知っていますか?

今回は、神戸製薬と強い関係にある『東急ハンズ』のことについて、掘り下げていきたいと思います。

生活に密着した商品を取り扱うお店

生活と住まいに寄り添った商品を数多く取り扱っている『東急ハンズ』は、市街地の中心に立地するホームセンターになります。

生活雑貨をメインにした細かい品揃えが特徴になっていて、郊外にあるようなホームセンターで扱う大型の商品については、少数陳列になっています。

家庭で使用する調理器具や食器、洗濯、掃除、浴室用品、ステーショナリー、寝具、インテリア、カバン、手品の小道具、シルバージュエリー、パーティーグッズまでバラエティーに富んだお店としても知られているんですね。このお店で扱ったもので、流行をつくった商品もあります。

さらに、プロ仕様の業界向け素材や工具、材料なども扱っていて、非常にマニア向けに商品提供をする機能もあり、便利。

このような高い機能を持つ商品などをビギナーが使うことにあたり、しっかりとしたアドバイスを行える従業員を充実させて、顧客層をさらに拡げるための戦略までとっています。

売れ筋に以外にも、より多くの商品を陳列することで、「ついで買い」を誘い、消費者自身が《新らたな発見》をするためのロングテール戦略でも知られているわけなんですね。

さらに、約7万種の商品を用意しているネットストアも運営。企業向けに、オーダーメイド調達・商品の販売なども請け負っています。

その歴史は藤沢市からはじまる

1976年8月に設立された『東急ハンズ』は、新規事業としてホームセンター事業に参入しました。同じ年の11月には、神奈川県に第1号店目の藤沢店を開店します。さらに翌年11月には東京都世田谷区二子玉川に2号店を……。

さらに翌年1978年9月には、東京都渋谷区に旗艦店・渋谷店を開店しました。ですがそこは傾斜地。そこで、スキップフロアという、3種類のフロアの高さを設定して、階数とA・B・Cのアルファベットを併せ、各階が1B、2B、3B、4B、5B、6Bとフロア別で表記。

各フロアの階段が回廊のように結ぶ構造にしました。この工夫で、小さな規模のフロアに1分野の商品を展開しているんです。

フロア1つから他のフロアへの見通しがよく、来店したお客さんの期待度を高めて、回遊できるようなフロア構成をとっています。

今まで手に取ったことのなかった商品に興味を持てる

それまで見かけたことはあっても、手に取ることのなかった金属材料や樹脂材料、工芸用の道具類など「場違い」ととれるような商品を、都市部の商業地でキレイな店頭に並べることで、『東急ハンズ』は渋谷区の新しい名所になりました。

1983年の秋には、関西初出店となる江坂店、多摩エリア初の店舗・町田店が開店、翌1984年秋には池袋店が開店することになります。

『東急ハンズ』の快進撃は止まるところを知りませんでした。

首都圏で高集客力があった《ハンズブランド》は、地方にある都市においても注目されることになります。

さらに、1990年に入ると地方都市への出店をスタートし、1995年秋には広島店、1998年春には札幌店を開店。同じく三大都市での出店もはじめ、1990年夏に横浜店、1996年秋に新宿店、1999年春に心斎橋店の開店に着手。2000年春には中京地区でフランチャイズ店舗になる名古屋店が開店しました。

様々な理由を経て、3店舗が閉店

しかし、古参である藤沢店と二子玉川店、渋谷店の3店舗が相次いで閉店。ビルの建て替えに伴う閉店でした。

ですが、2000年代に入って以降、新業態店舗の出店も進め、2002年春にセレクトショップの業態「ハンズセレクト1号店」で「ハンズセレクト青葉台店」を出店。さらに細分化された商品を取り扱う雑貨店業態の小規模店舗「ハンズ ビー」ブランドを展開。やはり『東急ハンズ』のアイデアと展開は止まることを知りません。

商業ビルテナントとしての出展を急速に拡大したわけですね。

2010年代に入って以降は、東急グループの商業施設にはもちろんのこと、東武百貨店池袋店やグランデュオアトレ、京急ショッピングプラザウィング、西武鉄道系のEmio、京王電鉄系のトリエ京王調布、小田急電鉄系の相模大野ステーションスクエアなどなど、東急グループとは違う鉄道系列の商業施設などにも積極的に出店しています。

出展と閉店を繰り返してもなお人気を博すチェーン

その他、提案型ルームセンター「ホーミィルーミィ」やららぽーと系への出店もその後に続き、東急ハンズ初のカフェ「ハンズカフェ」を梅田店に併設し、それから各地でカフェ業態での出店まで続けています。

ビームスとのコラボ「ワークハンズ」を二子玉川に出店、さらに海外店舗としては、中国、シンガポールなどにも開店。

現在は、東京都渋谷ではなく、本社を新宿イーストサイドスクエアに移転しました。

まとめ

『東急ハンズ』というブランドは、日々お客様のニーズに合わせ、そのうえで新たなニーズを作ることを大切にして発展してきた企業です。

神戸製薬株式会社がそこで提供する商品は、『KOBEおしゃれマスク』や『マスクバリア』、『美顔器007』、今後は『ナノミスト』や『マヌカハニー』など多岐に渡ります。

今後も、さらに商品を創出し続け、『東急ハンズ』とは強くタッグを組んで、多くのお客様に様々な新しい提案をしていきます。

(C)東急ハンズ

+3

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。