医師からの指摘が激増中!マスクをしていても「ダメ」といわれる理由

以前にも書きましたが、新型コロナウイルス感染症に有効なマスクというのは、どれをつけても感染対策になるわけではありません。

神戸製薬株式会社での高圧洗浄機実験では、巷に出回るウレタンマスクの脆弱性に関して、飛沫対策の「効果がない」と糾弾しました。これは、理化学研究所でのスパコン実験でも明らかになったウレタンマスクの実力です。


【ウレタンマスク、神戸製薬布マスクの実力実験】

ところで、とある方のブログでこのような記事を見つけました。

医師から指摘を受けた主婦の話

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少し体調不調になったので、病院へ行きました。

2週間前には言われずにいたんですが、今日病院に行くと「不織布マスクは持っていますか?」と受付で質問されました。※以前は聞かれませんでした

今日は、ウレタン製のマスクをしていくといわれたんですが「今回だけはマスクをお渡ししますけど……」といわれ、無料でもらったんですが、やっぱり
ウレタンマスクとかって、あんまりなんですねー。それを痛感しましたよ。

それで、なぜ前回は指摘されなかったのかというと、前回は不織布マスクをちゃんとつけて行っていたんですね。

でも、これから忘れた場合は、「実費で料金かかります」とのこと。

病院には、不織布マスクで行くことにしようと強く思いましたね。

ちなみに体調不調はよくなり、若いときとは違って、なんかあればすぐ病院に行こうと心がけてます……。

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『節約、倹約、でもときどき贅沢したい!住宅ローン35年を抱えてポム家奮闘ブログ』より引用

ポム by Amebablog

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主婦の彼女のように医師からマスクに関して、注意されることが最近増えてきています。

これはマスクの素材で、飛沫拡散に大きな違いがあるためなのです。

まったく意味をなさないウレタン製

人の目には見えることのない飛沫の流体現象を可視化できる技術で、マスク別の効果を撮影した画像を確認すると、その差は歴然。

この機器は、人工的に「人間のくしゃみ」を再現。マスク別の効果を比較してみると、ウレタンマスクの意味のなさがわかります。これは、世界ナンバーワンのスーパーコンピューター《富岳》の実験でも実証されています。ウレタンマスクはたくさんの飛沫が前方に飛び、マスク自体の繊維の間から唾が飛びでていることがわかります。

一方ガーゼ製のいわゆる「アベノマスク」を可視化画像を通して見ると、飛沫量はウレタンマスクよりは少ないのですが、飛沫を完全ブロックしているとはいえないと思われます。

さらに、医療の現場で利用される使い捨ての不織布(サージカル)マスク。ポリプロピレンのプラスチック素材を幾重にも重ねたフィルターになっています。ですから、マスクの正面に飛沫が飛ぶことはほとんどありません。しかしながら、マスクの上下や左右にある隙間から呼気の漏れがありました。

マスクは漏れが問題!

まず、ガーゼ製の《アベノマスク》というのは、普通に装着して測定してみると、100%の漏れがありました。そのうえで、装着しているマスクの周りを押さえながら測定をすれば、89.58%と多少改善しましたが、フィルター効果としては、ほぼゼロといっても過言ではありません。

ファッション性を大切にしたウレタンマスクは、顔にフィットするデザインではあるのですが、漏れが起こった率としては、100%。これに関しても、フィルター効果は期待できません。※その製品により、異なった漏れ率になります

現在最も有効なマスクは《N95》マスク

不織布マスクでも、遮断率(PFE)試験を通過したメイドインジャパンのメーカー製品で測定すると、普通に装着すると100%、隙間を作らないようにつけると51.58%という値が出ました。

しかし、同じ不織布マスクでみると、中国製の50枚入り2000円の商品は、隙間をつくらないように注意しても、81.40%にとどまりました。

見た目は同じでも、不織布マスクの性能差は大きいようです。

現在、飛沫感染と空気感染のリスクを回避するために有効なのは、医療の現場などで使われている、高規格の防塵マスク。その中でも、注目されているのは《N95》マスクです。顔にぴったりとフィットした製品である《N95》マスクで測定した場合、驚異の0.89%の漏れ率を誇ります。

マスクへの最大の誤解

あなたは、なぜマスクを装着するのですか? 自分が罹らないため? 他人にウイルスを移さないため?

しかし、前述の人気ウレタンマスクや、ガーゼ製のマスクでは、他人にウイルスを移さないということにはならないのです。それは、自分で作った手作りの布マスクでも同様なんです。

マスクの扱い方ひとつで、感染リスクがあるということを肝に銘じなければいけません。例えば、安倍首相や小池知事、閣僚のマスクの着け方や素材、マスクの大きさなど、国民の手本にならなければいけない人々が間違った姿を見せてはいけません。マスクを装着すれば、自身の体が守れるわけではなく、他人への感染は防げません。

4つの大きな機能があるマスク

マスクというものには、次に述べる重要な4つの機能があります。

①ウイルスを粘膜に取り込むことのない高いフィルター効果

②感染者のウイルスを拡散させない

③喉粘膜の保護と保湿でウイルス感染しづらくする

④マスクには意味があることを理解する

この機能4つのうち、効果が2つでも当てはまるのであれば、リスクを軽減できます。そのためにはできる限り、性能が高いマスクの装着をすることです。ここで注目したいのが、高い防塵機能のあるマスク《N95》です。一時は入手困難な製品といわれていましたが、現在では当サイトを主宰する神戸製薬株式会社から発売されています。

命を守るためのマスク選び

命を守ってくれる手段として手軽なのが、マスクです。しかし使用していたマスクを触ったり、感染リスクの高い場所に好んで行けば、感染してしまう恐れがあります。

まだまだ、新型コロナウイルス感染症の終息を見通すことができない今の段階では、正しくマスクを選んで、装着し、自分ができ限りのことで、感染リスクを減らすことを心がけましょう。

(C)写真AC

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